睡眠障害があり、身体の疲れが回復しない自律神経症状のお悩みで来院された女性(50代/会社員)の改善事例を紹介します。
主訴(来院時の症状)
肩こりが慢性的にあり、身体の疲労が取れないことがお悩みでご来院。
病院に通院されており、安定剤を処方されている。
夜寝れない時は安定剤を飲んで寝ている。
夜寝れても朝起きた時に体が重くてだるい。
来院に至るまでの経緯
夜なかなか寝れなくて何年も病院で安定剤を処方されている。
肩こりがつらくてなんとかして欲しくて来院。
肩こりと夜寝れないことがお悩み。
寝れない自律神経症状も何とかなるならしてほしい。
検査と所見
初回検査結果は以下のとおりです。
- 首から背中にかけて筋肉の緊張が強い
- 胸鎖関節、胸郭の可動域制限
- やや巻き肩
- 肩甲骨外転
- 骨盤前傾
- ハムストリング、臀筋筋出力低下
施術内容と経過
1〜2週目
鎖骨、肋骨周囲の動作が小さく呼吸がしにくい状態。
肩こり、背中の硬さが顕著にあるため、肩、背中、腰周囲の筋肉の緊張を弛めることを第一目標に治療を進める。
体幹の深層部にある大腰筋、肋骨と骨盤を繋げる腰方形筋をリリースし、背骨、肋骨、骨盤の動きやすい状態をつくる。
鎖骨、肩甲骨周囲の筋肉を弛めて鎖骨の可動性を出す。
上腕の内旋状態を改善するため、肩関節、肘関節屈筋作用のある筋肉を弛める。
肩関節周りの筋肉と肋骨周りの動作のつながりをつくる。
横隔膜のリリース、上位頸椎の調整を実施
首から背中にかけての緊張と肋骨周り硬さにより呼吸がしにく状態があり、首の筋肉の緊張により交感神経優位の状態が強かった。
施術としては、呼吸がしやすい状態を作り、首回りの筋肉が弛んでリラックスできる状態にすることを目標に実施。
毎回呼吸がしやすくなり、整体実施した日はよく眠れるとのことでした。
3〜4週目
上記整体を継続して実施。
首、背中、肋骨周りの筋肉が柔らかくなり、朝の寝起きが徐々に楽になってきたとの体感が出てきた。
まだ眠りに入りにくい日があるが、よく眠れるようになってきている。
5〜8週目
上記整体を継続。
鎖骨、肩甲骨の可動性向上が自覚できるようになってきた。
背骨周囲の筋肉リリースの施術を追加。
1週間安定剤を飲まなくても寝れる週があった。
ストレスなどを感じた日は眠れない日があるが、以前ほど寝る時に悩むことがなくなった。
睡眠の変化を感じれるようになってきた。
薬を飲む頻度も少なくなってきたので、整体の頻度も週に1回に変更。
9〜12週目
仕事のストレスが溜まると首回りの筋肉が顕著に硬くなる。
筋肉が硬い日と柔らかい日の差が出てくる。
施術内容は大きく変わらず、その時に辛いと感じる部位を丁寧に実施。
肩こりの症状は感じなくなった。
睡眠については週の仕事内容により変化する。
ご本人からのメッセージ
慢性的な症状だったため症状がなくなることは想像していませんでしたが、
整体を受けるたびに自分の体が柔らかくなっていくのを感じたので、整体に来る日が楽しみでした。
よく寝れたと感じた日は決まって、整体を受けた日だったので、整体は睡眠にも効果があるんだと実感しました。
担当者からのコメント
筋肉が凝り固まっていたので、普段から呼吸がしにくい状態だったのではと思います。
そのため、体に入る空気が少なくなり身体の回復力が下がっていました。
今回、まず初めに改善したかったのは呼吸できる状態にすることでした。
そこから首から背中の筋肉の緊張をゆるめ、体が休める状態にすることを目標に施術を行っています。
自律神経症状は治療のし始めはあまり体感としての変化がないです。
自律神経についての説明をよくご理解いただけたため睡眠障害の改善につながったと思います。
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